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公式サイト【aquapolis】再構築の話が前々から進んでいるのですが進んでおらず(悪文)、更新方法を忘れぬうちにとまた自力更新。Mac OSXでは以前の楽々ソフトが使えなくて、とことことHTMLの手打ちであります。
【新着情報】にやっとこさ、『たまさか人形堂物語』の紹介がアップされました。Amazonではなくbk1にリンクするメリットはべつに無いのですが、書店をご紹介するのが筋であろうと感じるのと、それにアイコンが好きなもので。
最近、執筆以外のときラジオをよく聴きます。インターネットラジオではなく普通の民放FM。貰った、防災用の小さなやつを試用していたら面白くなって、三十年ぶりに熱心な聴取者と化しています。
感じるのは、ラジオは決して「画の無いテレビ」ではなく、別次元のメディアだということ。テレビがちゃかちゃかと細切れなのに対して、連続感がある。かかる音楽も当然ながら洗練されています。音だけだからね。こう云っちゃなんですが、下手くそ率が圧倒的に低い。画でごまかせないぶん。
聴取者からの投稿は、時代を反映してインターネット経由。気軽なぶん葉書時代のレヴェルは望めず、この点は残念。
アコースティックギターを左手のハンマリングで弾きながら、ボディを叩いたり、弦を右手で叩いてハーモニクスを出したりで、一度にたくさんの音を出す奏法は、僕の認識によればマイケル・ヘッジスの発明品(少なくとも奏法として確立したのは彼)です。今はおおぜい居ますね。多すぎるほど。
DJ(いいなあ、この響き)がそれを指して「二人羽織的奏法」と称したのが、ちと気になりました。思えばチェット・アトキンス(低音でベースラインを弾きながら高音でメロディ弾き。ギャロッピングという)も、よくそう云われていました。
言葉の話の続きなんですが、二人羽織というのは二人で一つのことをするのだから、逆では? 一人が分裂するのはドッペルゲンガーでは。ま、些細なことだけど。
とまれ初めてヘッジスの演奏を生で見たときは、肝を抜かれたものです。なにを演っているんだか全く分からなかった。最初の一曲が終わったとき、隣席のバブル肩幅な女性が、溜息まじりに「かっこいい……」と呟きました。
それなりに情報が出回るようになってからはコピーしたりもしましたが、自分で演るとなんだか気が抜けているというか、やっぱりヘッジスという稀代のパフォーマーが、発明の喜びを背負って演るからかっこよかったんだと思うに至った次第。
絶滅寸前奏法であるギャロッピングは逆に、エクササイズとして地道に弾いてきたのが良かったのか、だいぶ身についてきて、ひょいとギターを構えたらまずそれという感じです最近。この奏法もヘッジス奏法と同等、いやそれ以上の魔力を秘めて、奥深いもんです。YouTubeで〈Mr. Sandman〉をご覧なさい。検索すればすぐに出てきます。これが僕の大好きなアトキンスです。かっこいいでしょう。Mr. Guitarと呼ばれた唯一の男です。
僕は子供のころビートルズの変形3フィンガー奏法を身につけてしまったので、その癖を抜くのが最大の関門でした。あと親指ピックが苦手なんですよ。これはもう諦めかけている。エレキベースはけっこうそれで弾いてたんですけどね。指弾きとピック弾きを簡単に使い分けられるから。
音楽の話題ついでに。
Brinsley Schwarz(ブリンズリー・シュウォーツ)の2 in 1 CDが、湯水のように入手できる事態となっております。“西ウェールズの銀狐”ことニック・ロウが若き日に在籍したバンドで、我がラヂオデパートが標榜するパブ・ロックの始祖。ラヂデパにはジャズや印象派やラテンが入り込んでおりますが、これは日本人である僕らの音楽環境の、正直な反映なのです。歌謡曲ってそうでしょう?
シュウォーツにはカントリーが大きく影響しています。しかしあくまで英国人。スワンプ志向のビートルズ最後期と比べたら、よほどビートルズっぽいと申しますか、とにかく洗練されている(むさいルックスはともかく)。そして常に軽妙。
かつまたロウの作曲能力と声の魅力は、ビートルズやニール・ヤングに匹敵します。『Nervous On The Road』と『The New Favourites Of...』の組み盤だけでも、騙されたと思って買ってみてください。騙してないから。あの超名曲のオリジナルも聴けます。
津原が薦めるなら、とジョナサン・キャロルや佐々木丸美を買ってくださった、そして「面白いじゃん」と感じてくださった皆さん、次はシュウォーツです。あ、耽美なお部屋には似合わないからね。ちゃんと使われていて適度に汚いキッチンなんかにお薦めかな。掃除しながらとか。
てなわけで(思い出した)久々にライヴを演ります。若手中心の日だそうです。俺たちが出ていいのか?
せめて派手にやりますか。出演時間は追って告知します。
【5/19 渋谷屋根裏(渋谷)】03-3477-6969
http://shibuya-yaneura.com/
日時:2009年5月19日(火)
前売券:2,000円 当日券: 2,300円
対バン:APES(from宇都宮)/fifth/桃色芸車/The Ray Bans
※OPEN 18:00/START 18:30
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