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 投稿者:津原泰水  投稿日:2009年12月 7日(月)00時19分6秒
  ■12/10の三津田信三×杉江松恋トークセッション@ジュンク堂では(俺の)弟・村田修からお客様に、ちょっとしたプレゼントがある模様。てへへ、書いちゃった。

■SF大賞は毎年八月末までの本を対象としているので、九月刊の『バレエ・メカニック』は最初から対象外です。そして来年の今頃は、もう忘れられていることでしょう(笑)。たとえ対象内であっても、僕の作風はプライズに無縁だと思います、たぶん。でもそう感じる一方で、僕は周囲が辟易するほどの自信家です。小説の世界で、自分は最高峰の探検家、或いはスピードレーサーであると確信しております。こういう作家がいてもいいんじゃない?
 天国の伊藤さん、栗本さん、最後まで希望をうしなわず闘い続けた貴方がたは、必ずや天国におられることでしょう。御受賞おめでとう。今の日本SFの盛上りは、貴方がたがつくってくださったものです。日々感謝しています。

■ラヂオデパートの次回ライヴは、12/21@渋谷屋根裏。
 きわめて意表を突いたかたちでヌートリアス(別名ラヂデパ・オーケストラ)を復活させる心算です。乞う御期待!
 

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 投稿者:津原泰水  投稿日:2009年12月 3日(木)07時34分33秒
   人がTwitterに書くようなことを、自分は昔からここに書いていたのだと気付く。

■平山郁夫の訃報を金子國義に伝えるという不思議な役割を、偶然担いました。変な感じ。

■金子画伯、以前の伊勢丹でのトークショウが楽しかったらしく、二月にまた、と誘われました。「だってほら、まだみんな津原さんの顔、憶えてないでしょ」「地味なもんで。次は隈取りして出て、大事な話のときは赤い褌見せます」「じゃあ僕は、春が近いから桜色がいいかしら」「ええ、でも襦袢は深紅でね」

■金子画伯には脚をバレリーナよろしく、ほぼ垂直に上げる特技あり。子供のころお風呂で練習なさったそうです。

■タウン情報ひろしま(TJ Hiroshima)の取材を受けました。お正月の号らしいです。いま載っているのはアンガールズ。ついに俺もアンガールズ級に。
 頻りに高校時代の写真提出を求められ、楽器を持っている絵がよかろうと、古いアルバムに見つけた一葉(吹奏楽ではなく軽音)を携帯電話で撮って送信。たぶん初の文化祭で、会場はなぜか美術室。上半身だけ私服なのは、どうも舞台衣装のつもりらしい(笑)
 あれれ? と思ったのは、自分がベースではなくアコースティックギターを抱えている点。すっかり忘れていたんですが、当時の僕はまだベースを買えず、仕方なくギターでベースラインを弾いていたようです。なんか切ない。

■卒業アルバムにラヂデパ小山のスナップも発見。ははは可愛い。こんどフライヤーに使ってやろう。

■広島市都市活性化局のメルマガ「ひろしまファンクラブ」が近々『ブラバン』特集を組んでくださいます。僕も執筆予定。広島にゆかりや興味のある他県在住者をおもなターゲットとした、じつに良心的なメルマガです。お勧め。
http://www.city.hiroshima.jp/kikaku/kikaku/vi/hiroshima_pr/hiroshima.htm

■新潮社営業部の御協力で、『ブラバン』販売に力を入れてくださっている書店さん数軒への、御挨拶が実現。僅かな軒数ながら、なにせふだん人に会わないもんですから、もうヘトヘト。しかし、じつに有り難い機会でした。お忙しいなかお相手をしてくださった店員さん各位に深謝。
 ときに取材もそうなんですが、独りでひょっこり現れるもんだから、けっこう驚かれます。事務所も無ければマネージャーも居ないからねえ。

■アンジェイ・ワイダの新作!? 現役だったんだ。観なければ。

■突然ですが自殺について。一度しか書かないからね。自殺者は慥かに社会の被害者ですが、現実には周囲への加害者として機能する場合が殆どです。自殺体は変死扱いされますから、警察は遺品や周囲の人々を調べねばならない。場合によっては携帯電話からパソコンまで精査されるでしょうし、自殺者に影響力のあった人間は取調べや訊問を強要されます。一般人もチンケな探偵趣味を発揮し、犯人探しに奔走する。周囲がいかにタフな神経の持主ばかりでも、そんなストレスにさらされたら、かるく十年は立ち直れない。
 犯人は――殺したのは、本人でしょう? 自殺予告は、殺人予告なのです。そんな陳腐な現実に僕は関わりたくないし、誰一人として関わるべきではないとも思っている。僕の知人に、別れた女性から「今から飛び降りる」と電話をされて、「誰も知らない象の墓場で、象のように死んでください」と答えた男がいます。正しい対処です。流行らせましょう。ちなみにその女性は、いまお元気だそうです。
 自殺成功者(たいがい失敗します)でさえ一日百人という、大量自殺時代であればこそ、ここに敢えて記しておきます。二階堂奥歯『八本脚の蝶』に僕が記した追悼文を、或いは誤読なさっている人がおいでかもしれない。僕の文章が拙い所為ですから、その責任をとっているつもりです。あそこに僕は、食欲に満ちた、元気な奥歯さんを描きました。それぞ美しい彼女であって、この本のなかの彼女は醜い、と云いたかったのです。未だ残されているウェブサイトにも同様の感覚をいだいています。たとえ御遺族がここをお読みになっても、意図を御理解くださるでしょうから、初めて、彼女に関して言葉を選んでいません。夜十時に飛び降り、ぐっちゃぐちゃな状態で、翌朝まで生きておられたそうです。仮にうっすらとでも意識があったとしたら、その心中はどうだったでしょう? それが自殺の現実です。
 僕は今、奥歯さんが嫌いです。僕の担当でありながら『琉璃玉の耳輪』の仕事を放り出した。この一点だけでも嫌いになって充分だと思います。矢川澄子さんも嫌いです。加藤和彦も(知らない人だけど)嫌いです。いま彼の曲で盛り上がっている人達も嫌いです。清志郎のことは愛してるぜ一生。

■お口直しに愉快なつぶやきを。
 すばるに書いたエッセーは、僕の知る「世界一美味いサンドウィッチ」がテーマ。文芸誌(純文学誌)なればこそ……なんて莫迦な気合が当初はあったんですが、だんだんどうでもよくなってきて、俺は俺らしく書けばいいやと。
 担当者が思わず同じサンドウィッチをつくって食べてしまったら、俺の勝ちだと思っていました。あとで聞いたら、やっぱり食べちゃったそうです。ごく安価で、誰にでも簡単なレシピです。具体的には、すばるを御覧あれ。
 

あなたが選ぶベストミステリー小説

 投稿者:津原泰水  投稿日:2009年11月27日(金)09時21分30秒
   こういう企画があるみたいです。
http://mystery.co.jp/present/20091127_best10.html

 これは既に、あの、ベスト30内に選んでいただけたんですね? 『バレエ・メカニック』。
 感謝します。ウェブ配信のこととか全然知らないもんですから、また書評関係は著者に通知がある訳ではないので、僕のような不調法者は、けっこう多くを知らないままに過ごしているのです。読者からのBBSへのお書込みやメールで知ることが大半です。まあ評者や版元から酷評通知が来ても厭ですが。

 という訳でこれは純然たる懸賞のご紹介であって、「応援してね」とかの類ではありません。選者の熱意が伝わってくるセレクションでもありますから、みなさん、ふるって御応募ください。番組の趣旨も面白そうです。

 マスコミやメディアのこと、ほんと知らんのです。テレビも適当にしか見ないし。黒木メイサ(表記合ってる?)の顔も、ついさっき認識しました。なんでみんな、そんなに詳しいの。俺は知らない秘密のセミナーとかあるんでしょうか。というアイデアでなんか書くか? いや書けまい。

 拙著としては突出した広がりを獲得した『ブラバン』が、相応に賛否両論だというのには、さすがに気付いています。お好み焼きでいうと、いきなり広島風が出てきて、「いやこれは頼んでない」って感じなのかなと、むかし下北沢でよく見掛けた風景を思い出したり。ともあれ、ご購読には深謝!
 

 投稿者:津原泰水  投稿日:2009年11月26日(木)07時47分31秒
   さっき気付いた。
「このミス」の「私の隠し玉」の原稿、完全に忘れておりました。
 メールはいただいていたものの、電話での催促がないもんだから……いえ、むろん物書きの驕りと認識しております。深く謝罪します。
 じつはお電話いただいていて、留守だとか寝ていたのかも。ひょっとして電話で「明日まで? OKOK」とか云ってて、まるごと忘れているとか……いや、俺だとあり得るなあ。恐ろしいことにあり得る。
 宝島社の皆さん、もしお読みでしたら、本当に御免なさい。数字と日付に弱いだけで、まったく他意はありません。これからも宜しくお願いします。

 はっ……と、いま雑草社「活字倶楽部」からのメールを確認したら、こちらはまだ〆切前でした。両者を混同していた感も。
 しゅんとなってしまった。凹んでおります。断酒します。

 減酒にします。
 

どこにともなく

 投稿者:津原泰水  投稿日:2009年11月15日(日)20時34分4秒
   ヤンキーという言葉をアホ/バカの代わりに使うのは已めてください。
 ぜんぜん違うぞ。

 ヤンキーは大昔からおる。ヤンキー同士では喧嘩しても、一般人(特に老人)には親切で、上下関係を大切にするという不文律が、たぶん今でも残っている。
 一般人を襲うような危険な若者が都会を席巻したのは、二十年くらい前からの数年間で、こちらは良い家に育った、"高価な"教育を受けている団塊ジュニアが中心だった。
 彼らはもう三十代で、多くが今も、社会の貧困サイドには属していないと僕は察するのです。殆どがホワイトカラーで、ともすれば官僚や管理職でしょう。
 せんの選挙のときから気になっていたのだが、たんなる混乱か、意図的な隠蔽か、犯罪的な若者像に、ヤンキーという古い言葉が強引に結びつけられる傾向あり。
 

来年の予定など

 投稿者:津原泰水  投稿日:2009年11月14日(土)18時04分33秒
  ■来春より『たまさか人形堂 ver.2(仮)』が某所にて始まる模様。問題は、その某所がどこなのか、いまいち僕が把握していない点でしょうか。少なくとも雑誌ではありません。
 少女小説時代からの読者はよくご存知のように、この種の“読み切り連載”はたいへん得意なので、既存の予定が大きく狂うことはないでしょう。むしろペースメイカーになってくれて助かるくらい。
 まず『琉璃玉』そして『夢分け』、と最近は口癖になりつつあります。

■さらにバジリコでの大型企画も待っているのですが、大型すぎて誰も全体像を把握できず。こいつを軌道に乗せるためにも、新潮文庫版で充分ですので『ブラバン』を買い支えてくださると、たいへん助かります。とりわけ「買っとくべきか否か」迷っておられる方々はおかれましては、どうか宜しくお願い申し上げます。もう売れてんだろ、とか思われるかもしれませんが、じっさい大した数字では……。高度に情報化された現在、数字はシビアに出回って、次なる企画を左右します。
 この作品に対する(とりわけ世代や地方が違う方々からの)否定的な御意見も知らないわけではありません。しかし僕は一語たりとも、自分のために書いたつもりはないのです。「俺の」「俺たちの」「俺たちだけの」物語を迷いなく書ける作家だったら、なんでこんなにも苦労し続けましょう? もう二十五年も出版業界にいるんだよ、俺。
 実直なキャメラとしてレコーダーとして、このままでは忘れ去られてしまう日本の一時代を、必死に描写しました。小説というより証言・資料と認識しているほどです。
 最初の出版からすこし時間が経ち、客観的に見返せるようになった今だからこそ、僕は自信をもってこの作品を多くに対してお勧めできますし、あらゆる誤解がいずれ氷解することを確信しています。

■“NOVA”(河出書房新社)第二弾に、SFを短篇の予定。でも監修の大森望さんにボツられたら消えます。僕はあらゆるジャンルに関してギークではないので、SFのツボが分からんのです。これまでの人生に読んできた素晴しいSFを思いうかべつつ、「小説として」それに迫りたいと願うばかりで……。

■すばる(≠小説すばる)への単発エッセーを執筆中。『綺譚集』が良かったんで……という順当な御依頼であって、職場が変わったといったニュアンスではありません。職場とか無いし。
 せんの集英社パーティでは小説すばる新人賞の二次会に出て、ようやく小説すばるとの不仲説を払拭できたか?(疑い深いのは、そう、大森さんである)。見たか、編集長とも担当ともラブラブと云って過言じゃないぜ。
 いちばんべったりと一緒にいるのは書籍Tくん、あとなぜか浅暮三文だけどな。浅暮さんについては、この人はいろんな意味で面白すぎるので、稿を改めます。

■世評的には終わったことになっている“ルピナス”ですが、べつに終わってはおりません。来年、新作がカミングアップすれば、『憂愁』も文庫化タイミングですから、ちょうど良いのでは?

■短篇がそれなりの数まとまったら、『綺譚集II(仮)』が出ます。“想像力の文学”が出来なかったら、たぶん『バレメカ』最終章は催促されず、じゃあ一章だけ(ちと書き直して)『II』かな、おお百五十枚儲けた、と思っていたんですが、現実はこういう、例によって予想外の方向に。
 

ブラバン

 投稿者:ハンセン  投稿日:2009年11月10日(火)17時32分26秒
  はじめまして、津原先生。
本日、本屋で先生の”ブラバン”を手に取りびっくりしました。

私も観音高校のブラスバンド部に半年ですが在籍しておりました。
津原先生とももしかするとお会いしているかもしれません。(私は1966年生まれです。)

顧問のM先生と折り合いが悪く、残念ながら中国大会の後に退部しましたが、その後数年間は中学時代の仲間とアンサンブルコンテストにエントリーしておりました。

ただ、アンサンブルコンテストに一緒に出ようと誘っていただいた先輩たちや仲間を裏切ってしまったとの想いがあり、今でも苦い思い出として心に引っかかっております。

その後、吹奏楽から足を洗い、今では仕事をしながら某道場で空手を教えていますが、吹奏楽とともにあった青春のシーンには、必ずBGMが流れております。
ムーンライトセレナーデやイエスタデイ、フィーリング。そしてアルヴァマー序曲。

そんな思いを抱きながら、いまから”ブラバン”を読ませていただきます。

津原先生読者の初心者ですが、今後のご活躍をお祈りもうしあげます。

この出会いに感謝。
 

『ブラバン』に解説がない理由

 投稿者:津原泰水  投稿日:2009年11月 9日(月)02時54分22秒
   タイトルの件ですが、たんに僕も担当者も、ふさわしい解説者を思いつかなかったというのが、その理由です。もちろん前述の鈴木博文さんも素晴しい文をお書きですし、ウェブ上にも優れた紹介文が散見されるのですが、紹介と解説では、やや事情が異なります。
 時代性、地域性が強いうえ、音楽や楽器にかんするマニアックな記述も多い本ですので、親本にもある僕自身による楽曲解説で、それに代えさせていただきました。ちなみに登場人物紹介も例によって僕自身が書いています、って読めばわかるか。

 新潮文庫化は、じつは親本が発売された直後から決まっていました。新潮文庫の熱血A氏から熱いメールをいただき、「では三年後に託します。ほかには持っていきません」と約束を交わしていたのです。バジリコの面々も心から喜んでくれました。
(隠すようなことではないのですが、現場の業務上)読者の皆さんに黙り続けているのは、けっこう難儀でした。

 これももう、書いてもいいでしょう。
 版元が変わればカヴァーが変わる、が出版業界の不文律なのですが、“12幻想”や『綺譚集』は僕がアートディレクター役だった都合上、トータルで一作品、という扱いで、版元が変わりつつも、文庫本が親本の縮小となっています(縦横比や紙質が違いますから、当然ディテールは変わります)。
『ブラバン』にも、やはり例外的に、まったく同じ箇所があります。気づかれていましたか?

 タイトルロゴです。あれは僕の走り書きを元にしているんです。
 神は細部に宿るなどと申しますが、あの書体でないと、どうにも『ブラバン』に見えなかったのかもしれません。詳しい事情はうかがっておりません。ともかくあれは、フォントではなく、ほかのどこにも無い四文字です。
 

『ブラバン』増刷

 投稿者:津原泰水  投稿日:2009年11月 4日(水)12時31分12秒
   新潮文庫版『ブラバン』、さっそく増刷が決まりました。灯油をけちらずに正月を越せそうです。
 この時期に、というのは売れ行きや評判以前の話でして、ひとえに全国書店各位の熱い応援のお蔭、と心得ております。現場の皆様からのエール、ときに目や耳に飛び込んでまいります。簡単に失語するようでは物書き失格ですが、ただただ、胸がつまります。平伏するのみです。
 ありがとうございます。

 新潮社の100円誌「波」に、ムーンライダーズの鈴木博文氏が、たいへん素敵な『ブラバン』紹介をお書きになっています。日本の宝ともいえるバンドの、しかもベーシストから御紹介をたまわれるなんて、じつに幸福な本となりました。深謝。
 

新潮文庫版『ブラバン』出来!

 投稿者:津原泰水  投稿日:2009年10月22日(木)17時27分10秒
   都内では来週の頭、地方でも週内に出荷されます。
 よろしくお願い申し上げます。

http://www.tsuhara.net/image/ST330115.jpg

 

最新刊!

 投稿者:津原泰水  投稿日:2009年 9月29日(火)14時23分37秒
  『バレエ・メカニック』奇蹟の御高評に愕然となっておりますが……「動じるな、どうせ売れない」が口癖なので。
http://book.akahoshitakuya.com/b/4152090677

 現時点での最新刊は、はや『赤い竪琴』文庫版だったり。
http://book.akahoshitakuya.com/b/4488469027

 日下三蔵氏の解説が素晴しいので、こちらも宜しくお願い申し上げます。一見地味なカバー画は、弟の作品であります。三津田信三の人気に便乗したつもりが便乗になっておりません。
 AmazonのURLが物凄いことになっているので、読書メーターをリンクさせていただきました。肝心な内容につきましては、親本のレビューをご参考になさってください。
http://book.akahoshitakuya.com/b/4087747328
 

第三章のアパートメント

 投稿者:津原泰水  投稿日:2009年 9月29日(火)04時37分35秒
  『バレエ・メカニック』第三章で“ドードー”が住んでいるアパートメントには、明確なモデルがあります。こういう建築をリノベーションするような余裕が、日本の経済と文化に生まれてくれたらと願う次第です。

http://www.arch-hiroshima.net/arch-hiroshima/arch/delta_east/k_apartment.html

 

シナの五にんきょうだい

 投稿者:KEI  投稿日:2009年 9月28日(月)10時22分5秒
  ごていねいなレス、いたみいります
「夢幻泡影」ステキなタイトルですね、文庫化の時はぜひそっちも入れてください

ところで「五人兄弟」はちょっとマニアック(ポピュラーでない)です、アメリカ人の作だったとは驚きで、思わずつっこんでしまったのでした、話の本筋に無関係なネタで申し訳ございません

http://jikenkisya.blog.ocn.ne.jp/keiatjiken/

 

お返事とライヴ告知

 投稿者:津原泰水  投稿日:2009年 9月27日(日)14時21分10秒
   琉璃玉の終盤書いてます。
 こういう素朴な報告って「冷やし中華始めました」みたいで清々しいかも。でも時季外れ。俺の夏を返してください、と誰にともなく。

KEI様;

 KEIさんの御感想はいつも、軽妙な調子とは裏腹の慎重さをもって、紛れもなく「自分の言葉」で語られており、感服いたします。
 章題は、いちおう元の映画のトーンに思いを馳せつつ書いてはおりますが、まあ記号ですね。ズレたし(雑誌掲載時は第二章に第三章の題が付いていました。中篇+長篇という全体構成で、一気呵成にラストまで行く予定で)。

【ライヴ告知】
 遺憾ながら寸前の告知になってしまいましたが、10/1(木)、渋谷“青い部屋”に出演致します。詳細は【ラヂオデパートと私】を御覧ください。
http://wave.ap.teacup.com/radiodepart/224.html
 

読了しました

 投稿者:KEI  投稿日:2009年 9月25日(金)03時33分22秒
  こんにちは、感想(とも言えない雑文)アップしました
全然ホメ言葉になってなくて申し訳ない
実を言えば一番わけわからんのは各章のタイトルで、昔の映画からとったと言われれば「ああ、そうですか」と言うしかないですが
ではまた

http://jikenkisya.blog.ocn.ne.jp/

 

後悔しなかった

 投稿者:津原泰水  投稿日:2009年 9月22日(火)22時36分18秒
   後悔どころか逆に乗ってきたので、更に続く。いずれ整理して【ラヂオデパートと私】に転記します。
 これだけウェブ批評が盛んであるにも拘わらず、紙媒体となると、僕が借り出されるケースも含め、なんで年中似たような顔ぶれなんだろうとは、ずっと考えてきたことです。それだけで食おうなどと思わなければ、わりとハードルの低い世界のように思うんですが。

 この一連でなんとなく想定している読者の中心層は、たとえばウェブ上にきらりと光る批評を発表しながら、じゃあ文庫の解説を任せられるかといえば頼りない、そんな人達です。あと若い作家かな。
 暴君のごとき読者によっても作家は育ちますが、精読者による育成には及ばない。精読されると予感していれば、書き手はおのずと慎重に、丁寧になります。作家の顔は、この段でようやく行間に覗くものだと僕は思います。作家の多くも同意してくれるでしょう。
「流行りの何系に何テイストを加えて何萌えもよろしく〜」な要望(揶揄しすぎか。体験談ということで)にどれだけ応じうるかも作家の能力ながら、その種の指摘に、たぶん批評の滋味はありません。むしろ「書かんでええこと」の部類です。

「書かんでええこと」を書かないことの難しさ!

 ある極論。作家による批評を得たことが何度かあります。頂戴した点数や稿の完成度は別に、ともかく彼らが「読めている」ことに驚嘆しました。作家の特質なんでしょうが徹底したテクスト主義で、外界はほとんど相手にしていない。ひょっとすると著者さえも。
 彼ら同士、テクストへの潜水時間を競い合っているようにも見えました。これぞ精読の一つの典型です。取るに足りない小さな恋を世紀の大恋愛と感じる、疾風怒涛の誤解力こそ批評力の根源です。
 かつてこの風潮が行き過ぎて文芸が離れ小島のようになってしまい、審査員をナメきった新人作家やその候補が、他メディア作品の丸写しを濫造した時代がありましたが、今の高度情報化社会でその心配はありますまい。

 前投稿で『ペニス』に言及した理由に、同作に一つ、批評というテーマを通底させたからというのがあります。作中、しがない主人公が(聴き手としてチャイコフスキーをチャイコフスキーたらしめてきた)自分こそチャイコフスキーの本質であると暴論を吐くのですが、これはわりあい僕の本音と重なっています。

 文芸批評はジャズ批評と似ているとも、日頃思うのです。あまりにも大物ゆえ影響はないに違いないので平然と書きますが、村上春樹氏による「リッチー・コールがジャズを駄目にした」といった文章を読んだとたん、僕は村上春樹が苦手になった。いや、正確にいえば村上春樹的なものが、だ。やれやれ。昔の話だけどね。
 リッチー・コールにジャズを駄目にするほどのパワーがあっただなんて、まさしく妄言であって、テレビに代表されるマスコミ事情にしか目が向いていない。よって文章からはいかなる音も聞えない。
 

なんとなく続き

 投稿者:津原泰水  投稿日:2009年 9月22日(火)06時30分8秒
編集済
   続きというか、珍しく自作解題連発。

『たまさか』の結末も『赤い竪琴』の結末も、もちろん読者の手に委ねているのです。読み手の心境によって、毎日でも表情の変わる小説を書きたい――能面のように。放り投げるのではなくて、幾通りにも書いて融合させる訳です。
 僕が読んできた優れた小説は多くがそうだったから、その伝統に則っているつもり。
『ペニス』にミステリ的オチがつくという指摘が当初からありますが(電話のこと?)、あれは作中に点在する外来ノイズの一つに過ぎない。「過ぎなくはないかもしれない」という「弛み」としてあそこにも配置した次第ですが、そういう指摘もなく「やっぱり通俗小説だった」と云わんばかりの態度をとられたり。通俗大好き、通俗でおおいに結構とはいえ、それ以前の読書体験は忘却の彼方ですか、と問いたい気も。

 作家と読者/評者の信頼関係が薄れているんでしょう。そのうち分かってもらえると思って自作について黙り続けていたことが、若い精読者(リズール)の育成の、むしろ阻害となっているような気もしはじめているので、僕としてはおそらく難解めな作品を上梓したあとでもありますし、珍しく声明しておきます(たぶん『妖都』後の幻想文学のインタビュー以来です)。
「酷評を避けるための予防線だろう」と思われるかもしれないけれど、当り前だ誰が酷評されたい。いやそうではなくて、いい加減、人材不足なのです。
 このウェブ全盛時代、テクストの絆を感じさせる真摯な文芸評論は、可能性に満ちた分野だと信じてもらいたい。これは誰にとっても悪い話ではないでしょう。

 以上、やっぱり悪影響か、と後悔したら消します。その場合、読んだ人はラッキーかも。
 僕は評論を読むのが好きです。それがコクトオ云うところの「評論の詩」であれば大満足。なにせ《十二幻想》が売れたら評論アンソロジーを監修させてくれと頼んでいたくらいです。『エロティシズム』は売れたのに、スルーされましたが。
 

バレメカの一つの読み方

 投稿者:津原泰水  投稿日:2009年 9月22日(火)04時28分11秒
   完成度が高いでもないテクストに対し、「なんの小説だったんだ?」と酔狂な解題を試みんとなさっている、ほんの僅かな方々へ。
 ヒント:ブラジャー。
 足りない? じゃ。
 第一章、娘。第二章、姉。第三章、母。

 べつに見えなくてもいい一色に過ぎません。まったく別の読み方をなさったならば、そのほうが正しいので、いま見たものは忘れてください。
 

コンプリートしたい方へ

 投稿者:津原やすみ  投稿日:2009年 9月16日(水)11時32分8秒
   ヤフオクに出てます。
 EXまで揃っているというのは珍しいかも。

http://page7.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/g82983117

 

新刊情報詳細です

 投稿者:津原泰水  投稿日:2009年 9月 8日(火)01時46分40秒
編集済
  『バレエ・メカニック』 早川書房“想像力の文学”
 カバーアート:多和田有希 デザイン:水戸部功
 九月九日発売 価格:1,785円(本体+税)
 ISBN:978-4-15-209067-6
http://www.bk1.jp/product/03156329?t=T
*脱稿が危ぶまれていたからかハヤカワ・オンラインには載っていませんが、ちゃんと出ます。ただ装訂作業の進捗からすると、数日遅れるかも……。

【付記】本日の連絡によれば、九月十八日配本とのことです。

『赤い竪琴』 創元推理文庫
 装画装訂:村田修 解説:日下三蔵
http://zerocool-x.com/murata/
 九月三十日発売 価格:640円(本体+税)
 ISBN:978-4-488-46902-3

『ブラバン』 新潮文庫
 装画:中島梨絵 装訂:新潮社装幀室
http://mememo.fc2web.com/
 十月二十八日発売 価格未定

 よろしくお願い申し上げます。
 

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